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第8話 ライバル宣言されたんですけど!?

Author: 南野雪花
last update publish date: 2026-07-13 06:19:31

 つまりロベールは、伯爵家の令嬢と婚約することで十四騎士の座を手に入れた。

 それまでの婚約者である私は邪魔だったわけだ。

「業腹な話では、たしかにあるんですけど」

 挑みかかるようにイヴォンヌの眼差しに、私は肩をすくめるしかない。

 現実問題として、私の実家ではロベールの出世の手助けにはならないのだから。

「余裕ね。さすがは白騎士レオンとすかさず恋仲になっただけのことはあるわ」

「すかさずっていうか……」

 一方的に婚約者を破棄されてから、半月もしないうちに新しい恋人を作っている。

 そりゃあね、私だって他人様のことだったら尻軽だなぁとは思うよ。

 でも、違うんだよ。

 恋人のフリをしてるだけなんですよ。

 言えないけど。

「そして挑発にも簡単には乗らない」

 堅忍不抜ね、と、くすりと笑うイヴォンヌ。

 わざと煽って怒らせようとしたのだけれど、と。

「いえ……」

 違うんだ。それは過大評価なんだ。

 私とレオンの関係は、馬鹿っぽすぎて説明が難しいってだけの話なんです。

「あの雑魚たちにつるし上げられても流していたようだし」

 違います。

 普通に劣勢でした。ただ、少しでも有利な局面
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